「やばい!高血圧だ!」となる前にアダラート!

血管の痙攣を予防する特徴があるアダラート

アダラートというのは、高血圧や狭心症の症状を改善するために用いられる医薬品の名称で、カルシウム拮抗薬とも呼ばれています。高血圧は血管に強い圧力がかかってしまうのが特徴で、様々な負担やダメージを与えています。これが長期間繰り返されることで血管が次第にボロボロになってしまい、最終的には破れたり詰まったりして脳梗塞や心不全など重大な合併症を引き起こしてしまいます。さらに、高血圧が進むと動脈硬化の症状も進み、血管が徐々に狭くなっていって酸素や栄養をうまく循環させられなくなります。これによって心臓も機能不全に陥り、狭心症という激痛を伴う症状が現れるようになるのです。

こういった症状を緩和し、脳卒中などのリスクを下げる目的で使用されるのがアダラートという薬です。アダラートはカルシウム拮抗薬という種類の薬で、血管内に存在するカルシウムに作用を及ぼします。カルシウムと言えば骨に関係する成分ですが、実は骨だけでなく血管にも大きな影響を与えており、血管を正常に収縮させるためには必要不可欠な存在となっているのです。血管内にはカルシウムをうまく受け入れるための受容体も存在していて、これによって血管が収縮され血圧が高くなる原因になっているのです。高血圧の持病がある人の場合、カルシウムが多ければ多いほど血管が収縮して血圧が高くなるため、症状が悪化してしまいます。つまり、このような高血圧の症状を改善して血流を正常に保つためには、カルシウムが結合する受容体を邪魔すれば良いことになります。また、カルシウム拮抗薬には冠動脈など重要な血管の痙攣を抑える効果もあるため、より正常な収縮と拡張を維持するのに役立てることができます。